第2回は、バンド名の「うめはらなかせ」ネーミング秘話(そんなタイソなもんか)です。
う バンド名を真剣に考えだしたのは、初ライブの日程が決まってからでしたっけ?
な 練習だけで楽しいと思っていたのに、ライブ出演が決まって。それでバンド名が必要になってうれしかったです。
う 2007年の春ごろかなあ。
な そうです。ライブ会場になる「コープイン京都」のチラシに名前を入れるので、「バンド名教えて下さい」て、主宰者さんからメールがきました。
う 最初はぼくの発案で「いそじまん」でした。五十路(いそじ)からのスタートということで。
な 「五十自慢」かと思っていたら、「五十路MAN」でしたねえ。
う そうそう、五十路の人ということで。
な そやけど、私はMANちゃうし。
う たくましいし、MANでもええですやん。
バシッ!
う い、痛っ! いや、そやから「五十路WOMAN」と書いて「いそじまん」と読んでもええやないですか。
な そんなんダメですぅ。男性ばっかりのバンドみたいでいややし、却下!
う はいはい。
な というて、英語のバンド名を考えようとしたけど、なんや垢抜けせん二人が英語名を乗るのも気恥ずかしいしねえ。
う なんとかライダースとか、チェリッシュみたいなんはガラやないし、実物との落差も激しいし。ということで第2案、「京のはもきち」を提案したんですけどねえ。
な ハーモニー(ハモ)が好きやし、京都はハモ料理が有名やし。
う もう、これでいこかという感じもあったんですけど。
な 私の本名がせっかく「なかせ」やから、これを活かさん手はないと言うたんです。
う そうでしたか。
バシッ!
な ようそんだけ、あっけらかんと忘れられるわ。
う イテテテテ。
な それに私は、うめはらさんの名前をみんなに覚えてもらいたかったんです。バンド名に名前が入ってたら絶対覚えてもらえるでしょ?
う へえ、そらもうありがたいこってす。
な 普段の言動からは、そういう感謝の気持ちが感じられしませんけど。
う いえいえ、それはもうちゃんと感謝したおしてます。
な それやったら、よろし。
う それで最初は「うめはら泣かせ」やったんですね。もう、これはうめはらなかせの人間関係の機微が浮かび上がってくる、実に卓越したネーミングでした。
バシッ!
な わかってるんやろねえ。
う は、はいッ。
な でも、うめはらさんが、それではちょっと味気ないていうて、アットマークを入れて「うめはら@泣かせ」にしたら? といわはったんです。
う ちゅうことで、デビューのときは「うめはら@泣かせ」でしたね。そやけど、これもやっぱりシンプルなほうがわかりやすいし、自分ららしいということで、いまの「うめはらなかせ」になりました。
な なんか、いまいちネーミング秘話というほどのこともなかったですね。
う ほんまにねえ。みなさん、最後まで読んで「しもた!」て思うたはるわ。
な いたらん点はみんなバンマスの責任ですし。
う バンマスって、ぼくのこと?
は はいな。
う なんでやね~~~~~ん!
つづく